2017年07月03日

老後資金の見積もり方

「定年までに、
いくらの貯金があれば
老後は暮らせるのでしょうか?」


今日は、こんな質問がありました。


多くの方が
なんとな~く、知りたいことでしょうね。


質問された方のお宅は、
おばあちゃまが畑をやっていて
スーパーなどでは
野菜を買うことがほとんどありません!


質問者の方が、
そのお姑さんと同じように
自家栽培のお野菜で
一生食べていくかどうかは分かりませんが、
少なくとも
一般的な食費よりは
野菜の分だけ助かっているはず。


それを何十年もの生活費に
反映させるとなると
一般的な老後生活費よりは
少なく見積もっていいですよね。



生活に係る支出は
家庭ごとに違うのですから、
そのお宅でどれぐらいの支出が予想されるか、
それを見積もらなければ
答えは出ないのです!


ざっくりと
老後の生活費を見積もってみましょう。

①今から退職時までの
生活費合計(月間支出×12カ月×年数)

②退職後の生活費合計
(老後の月間支出×12カ月×年数)


※1 
老後の月間支出は、
退職後の生活を考えて支出を予測するか、
現在の生活費の8割程度に設定するなど、
大雑把で良いので数字を当てはめます

※2
退職後の年数は、
退職から天寿を全うするまで
何年生きるかを予測して当てはめます

※3
①と②の境界線がなくても可
本来は、①から徐々に
②に生活が移っていくはずです



③今後、かかるだろう支出
(介護、リフォーム、子や孫への支出、など)



①+②+③が、
これから一生の間に、
出て行くお金です!





ここでビックリして、
計算をやめちゃダメ!


この先があります!


老後に受け取るお金です。



④公的年金、企業年金、個人年金など。



受け取るお金は、
「ねんきん定期便」や会社の福利厚生のパンフレット、
個人年金の契約内容の資料などを見て、
いつ、どのような形で、いくら受け取るのか
把握しておきましょう!


はい!


これで計算ができるはずです!

①+②+③-④

①+②+③より
④の方が多ければ安心ですが、
そういう方はめったにいらっしゃいません!


①+②+③と
④の差額分を、

「退職時に持っておきたい金融資産額」
と考えます。



はい!


さっそく計算してみましょうね~にっこり



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            石原 敬子