2017年09月01日

ROEの説明、秀逸!

8月後半に読んだ本のうち、
久々に秀逸の1冊に出合いました!




マネックス証券の広木氏は
テレビの相場解説でも
マネックスのレポートでも
鋭い指摘とユニークな説明が
私は大好きなんです。



昨今、
投資の世界では
ROE(株主資本利益率)ブーム。



ROEをしっかり学びたい方に、
お勧めです!

著者 : 広木隆
日本経済新聞出版社
発売日 : 2014-11-18
2014年秋の刊行で、少々古いですが、今読んでも十分、旬の内容です。

当時より、ますますROEが投資判断に重視されるようになりました。

ROEについて、深く理解したい個人投資家さんにお勧めです!

「タイトルは編集者さんがつけた」と本文にある通り、内容は「勝てる」ROE投資術ではないです。そもそも、自分であーでもない、こーでもない、と銘柄を見て、チャートを見て投資するのが本来。

その際の参考書として、秀逸です。

広木さんのマネックスのレポートや、テレビでのコメントはとても面白く、分かりやすいです。


本書は、構成は基本中の基本、オーソドックスな内容で、ポイントをしっかり押さえていて、これ1冊をしっかり読みこなせば、投資スキルが引きあがること間違いなし! だと思います。

途中、クスッと笑える記述が散りばめられている点が、広木さんらしいです。

個人投資家さんに、お勧めの1冊です。



その前後に読んだのは、
若手ビジネスパーソン向けの
経済本。


前半はデータの紹介が中心で、後半に展開する理論の根拠が示されています。

なんとなく、ユニークな表紙につられて買う人が多そうな感じがします。前半は表紙のイメージと少し違い、次々とデータが紹介されてくるので、ハードルが高いと思う方は後半だけを呼んでもいいかもしれません。

現在の市場が力を入れていないL70に対し、真剣にマーケティングリサーチと分析を行えば、ビジネスチャンスが広がるでしょう。確かにその通り。



大学生、若手ビジネスパーソン向けかな。

表紙のイラストで、手に取りやすくしているでしょうけれど、内容はしっかり経済学です。

消費と投資の違いなど、分かっていそうで分からないような事柄が説明されています。

心理学を専攻して、どういうワケか証券会社に入り、その後ファイナンシャル・プランナーを営む私としては、第4章が面白かったです。

資本主義は「心」

同感です!



こちらは、
図書室の新刊案内コーナーで見かけて
つい借りてしまいましたが、
う~ん。時間の無駄だったか(笑)。

通読するよりも、手元において、辞書として使うものですね。ページの順番に読むより、新聞や雑誌などを読んでいてその言葉に出合った時に、めくってみるという利用法が適していると思います。

これから社会に出ようとする学生さんか、若手ビジネスパーソン向けです。



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            石原 敬子  

Posted by FP石原敬子  at 22:03Comments(0)株式投資読書録お薦めの本