2017年12月19日

「やり抜く力」や「ワンオペ育児」など

スキマ時間に、読書。




待ち時間が少しあれば、
数ページ読み進め、
電車に乗れば、ガッツリ読んで。



娘の送迎で待っている間も、
極力静かな場所を選び。



でも思うように進まないですけど(笑)。



本を読む目的は、
仕事上の資料にすることがだいたい半分。

残り半分のそのまた半分は、
モチベーションアップかな。

半分のもう半分の片方は、
興味の範囲を広げるため。



今月前半は、
社会問題あり、自己啓発ありと
バラエティに富んでいました。

高齢になると身近な問題になりそうな生活上の出来事、介護や病気、終末期に起こり得る出来事について、クイズ形式で学ぶ内容となっています。

現役世代にはなじみのない言葉が多いので、クイズ形式は頭に入りやすいのではないでしょうか。

「終活」のくくりで範囲は広いです。
老後の資金、任意後見、認知症、介護、高齢者の住居、リバースモーゲージ、お墓、尊厳死と安楽死の違い、などなど。

高齢期に起こる問題について、今まで関心がなかったという方にお勧めです。



ずっと読みたくて、
なかなか手を付けずにいた

『GRIT』

自分のため、と思って読みましたが、
意外や意外。

子育てに使えますよ。
おススメです。

ずっと読みたくて、なかなか読めずにいた一冊。
読み始めたら、ワクワクして、うなづきながら、どんどん読み進めることができました。

体育会系的気質の私にとって、「情熱」「粘り強さ」をキーワードにした本書は、共感する点が満載です。

一方で、「重要度の低い目標は、あきらめる必要がある」という記述については、欲張りな私にとっては非常に難しいこと。

確かにその通りなんです。何でもかんでもやりたくなってしまい、結果、集中すべきことに全力を投じることができなくなります。その通りなんです。

「やり抜く力」は伸ばすことができるという点、明日が明るくなります。

「めげたままではいない。私は立ち直る」
なんて勇気をもらえる一言でしょう。

最後の方の章、「外側から伸ばす」は、ぜひ、子育て中の方に読んでもらいたいです。お勧めです!



子育てと言えば!

笑えたのは「自称イクメン」

あるある~

ハッとさせられた箇所は
「育児”休暇”ではなく、育児”休業”」
ライフプランニングに携わる立場として、「育児”休暇”」なんて誤った使い方をしてはいけないな、と思いました。

子どもが乳児、幼児の頃は、本当に予期せぬことの連続です。自分の気持ちや感情、タスクすらも後回し、とにかく子供中心に世界が回っている感じです。

拍手を送りたいと思ったのは「自称イクメン問題」。
確かに、子どもと一緒にいるだけで育児をしていると胸を張っちゃうパパ、いますね~。

自分はテレビを見ていたり、ゲームをやっていたり、昼寝をしたりしていても、子どもと同じ部屋にいさえすれば「子供の面倒を見ていた」と。

「子どもと遊ぶ」と「子どもの世話をする」は、完全に別の行為です。

しかしなぜか、本書を読んでからの自分。
我が家にも自称イクメンがいますが、なぜか寛大な気持ちになった私。なぜでしょうね。

我が家だけじゃない、社会全体として、同じような悩みの母たちがいる、自分の尺度で物事を考える父親は大勢いるんだ、と思ったら、どういうわけか、自称イクメンにムカついていた気持ちも和らいでしまいました。


そして

セミナー講師としては、
一度は読んでおきたいと思った本書。

気付けば
テレビCMも、ストーリー仕立てが多いですね。

仕事のさまざまな側面に置いて、参考になる事例がもりだくさんでした。

一番響いたエピソードは、ウォールナッツヒル・メディカルセンターの話。家計相談を業務としている私にぴったりの事例です。

金銭面での解決策を提供するのではなく、心豊かで幸せな日々を送る基盤を築いていただくことが、本当に提供したいサービスです。そのホスピタリティを、改めて学ぶことができました。

また、文章を書くことが多いので、「シンプルに語る」「3点ルール」は非常に参考になりました。

さらに、セミナーの講師としては、プレゼンの説得力としてさまざまなノウハウを学びました。


事実やデータよりもストーリー。
情熱を持ってビジョンに命を吹き込む。


このようなアツい、浪花節的な展開は、個人的には大好きです。

が、事例ばかりがずらっと並んでいると、だんだん飽きてきてしまいます。それぞれの事例はとても素晴らしいですし、刺激を受けます。モチベーションも上がります。

でも通しで読み続けていくのにはちょっときついなと思いました。1章ずつ、日を替えて読むと良いかもしれませんね。



年末年始は、
ゆっくり本を読んで過ごしたいなあ~。


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            石原 敬子  

Posted by FP石原敬子  at 22:22Comments(0)モチベーション読書録お薦めの本