2018年01月16日

老後の公的年金、いよいよ70歳からの選択肢も

夕方、

「政府が公的年金の受取開始年齢について、
受給者の選択により
70歳以降に先送りできる検討に入った」


というニュースメールが届きました。



日経新聞による、

朝刊スクープを
前日夕方に配信するメールです。



【参照記事】

公的年金受給開始、 70歳超も選択肢 政府検討



「いよいよ来たか」という感じです。



ですが、
個人的には大賛成です。



全員が70歳から支給ということではなく、
選択により、
70歳を過ぎてから受け取り始めることも
できるという内容。



「政府が検討に入った」

という日経のスクープなので、
決まったわけではありません.

ですが、
遅かれ早かれ、そうなるでしょうね。




高齢者になってくれば、
健康状態も個人さが大きくなり、
いつまでも働ける人もいれば、
労働が難しい人もいるでしょう。



また、
家族の状況や生活環境も
人によってさまざま。

働き続けたい意思も
人それぞれ。



自分の状況や考えによって
いつから年金を受け取るか
選択制なら良いと思います。



受け取り開始年齢を遅らせた人は、
受け取る年金額が増える仕組みです。



現在の制度でも同様の措置はあります。


基本は65歳からの受け取り開始に対し、
65歳より後に受け取り始めることにすると、
毎月の受給額が
1カ月遅らせるごとに0.7%ずつ増えます。



現在は、
最大限遅らせても70歳まで。



5年遅らせることで、
受給額は42%増えます。

0.7%×12ヶ月×5年=42%


この仕組みを拡充するという案
のようです。


厚生労働省の想定は、
受給開始年齢の上限を75~80歳程度まで
引き上げるもようです。



今後の、
国民年金法と厚生年金保険法の
改正に注目ですね。


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            石原 敬子
  

Posted by FP石原敬子  at 19:11Comments(0)ライフプラン最近のニュースから終活