真鍋のサクラ

私は、桜に対して、
並々ならぬ気持ちを
抱いています。



桜が大好きです。



それは、
小学生の頃、
どっしりとした桜の大木に
見守られていたからかもしれません。



今日は、
その桜の大木に再会して来ました。



6年間通った小学校には、
校庭のど真ん中に、
今では樹齢110年を超える桜の木が
どっしりと生えています。



茨城県の天然記念物に
指定されている、
真鍋のサクラです。

土浦市立真鍋小学校。

運動会も、
このグラウンドで行います。


昔は体育館がなかったので、
月曜日の全校朝礼は
桜の木をよけながら
校庭に整列していました。



私達が子どもの頃から
そこそこ自慢の桜でしたが、
近年は
テレビの中継が来たり、
小学校のお花見集会が注目されたりして
地元では有名になりました。



かなり年老いた桜です。

傷んだ枝を切って
長生きするようにいたわり、
重く垂れ下がった枝を
何本もの柱で支えたりしています。

この桜が
大地をしっかり踏みしめる姿、
大きく腕を広げて花を咲かせる姿。

木のシルエットだけで
真鍋のサクラって分かるのです。

数年おきですが、
会いに来られて良かったです。





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　　　　　　　　　　　　石原 敬子