2018年12月30日

年末年始は、これかな。

今月を、走り抜けました~!

掃除の合間に、メールチェックなどをして。

例年のごとく、
帳簿は全然つけていません……。
確定申告までには何とかしなければ!


年末年始は、
この2冊を読もうと思っています。

年末年始は、これかな。

日銀の白川前総裁の「中央銀行」。
これはどうしても読み終えたい!



12月に読んだ本。
ちょっと残念なリストになってしまいました。

得るものがあったのは、
イアン・ブレマー氏の『対立の世紀』だけだったかなぁ。



まずはお金の話。
著者さんの意見には賛成です。

文章の構成がよく、読みやすかったです。
「~です。その理由は、~だからです。」という流れになっています。

お金の本質的な意義や価値について説いてくれて、ありがとうと言いたいです。

投資とギャンブルの違い。
なかなか理解してもらえませんが、本書は説得力があります。

大切なお金を、本当に価値のあるものに対してだけ、必要な分だけ使っているか。

その通りです。

冒頭に「通貨の価値は変わるもの」といった記述がありますが、この点を多くの人が理解して頂けるようになると、健全な投資がもっと活発になるのではないかと思います。



イアン・ブレマー氏の視点。

トランプ大統領の支持層を理解する
一助になります。

イアン・ブレマーの書。ページを開くのが楽しみでした。

グローバル化はこれからも進むことと思いますが、まっしぐらというわけには行かないでしょう。ちょっと立ち止まって、今、世界中で起こっているポピュリズムについて考えてみるきっかけとして、最適な1冊ではないでしょうか。

トランプ大統領がなぜ支持されるのか。
対立の構図がわかれば、トランプ支持者の声も理解できます。

しかもそれは、米国だけの問題ではない。各国で、さまざまな社会で、いまだ「対立」は存在しています。マイルドかもしれませんが、日本でも。

対立の構図を作りあげることによって、物事が有利に運ぶ場合も、確かにあるでしょう。

AI技術や自動化は、単にロボットが労働者を追い出すのではなく、新しい職種を生み出すだろう。しかしそれで安心してはいけません。新しい職種に就けるだけのスキルや能力を身につけられる人と、そうでない人との間で「対立」が起こるからです。



次は、
株式投資の基礎を学ぶには
適していると思います。


タイトルに「プロに教えている」とありますが、プロ向けの本ではないと感じました。

むしろ、投資を始めて少し実践を積み、経済ニュースやマネー雑誌に出てくるPBR、PER、ROE、配当利回り等を理解して実務に役立てようという方が読むと良いだろうと思いました。

実践的には、第6章が役立つと思います。
同じ出来事や現象も、状況やセンチメントが違えば真逆に動きます。その説明が秀逸でした。



目標達成のために、
何をしたらいいかを説いていますが……

私にとっては、うーん
特別目新しい感じはしませんでしたけど、
響く人もいるかもしれませんね。

「何を」したいのかを決める。
「どうすれば」それがかなうのかは考えない。

私にとっては、新しい視点でした。
とはいえ、思い立ったらすぐ動いてしまう自分には、すでにプログラミングされている機能かもしれません。

「どうすれば」を考えずに、今やれることを無意識に行っているような気がします。

このプログラミングされたシステムは、RAS(網様体賦活系)の働きだとか。力でなく、流れ続ける川が岩を砕くように、目標を達成できたらハッピーだと思います。


「選択の誤りは人生のレッスン」良い言葉ですね。



次は、
投資信託の基礎を知るには良いかもしれませんが、
類書にもっと良い本がたくさんあると思います。

著者 : 福田猛
プレジデント社
発売日 : 2018-05-18
前半は投資と投資信託の基礎を説明、中盤は良い戦略の投信の紹介、後半は行動経済学を紹介して、最後、自分に合った投資戦略と長期目標・短期目標を立てましょうと勧めています。

全体的には、ファイナンシャルアドバイザーのPRという感じもします。


次は、
社内で空回りしちゃっている中間管理職に
おすすめかな。

職業に関わらず
コミュニケーションスキルを身につけたい人も
読んでみると良いかもしれません。

リーダー論は数多くあれど、ミドル(中間管理職)の心得を説いた本はそれほど多くないのではないでしょうか。

そういう意味では、意義のある書だと思います。

コミュニケーション術としては、どのような立場の人が読んでも参考になる部分はあると感じました。が、コミュニケーションスキルのノウハウ本と思ったら、それほど目新しい記述があるわけではなく……



次は、

うーーーーーーーん。

読むだけ時間の無駄だったかも(笑)!

小冊子か、ブログ数回で読める内容です。
同じパターンの繰り返しで、しかも浅い。

断れない悩みはただの取っ掛かりで、自己を見つめ直し、経験やトラウマがもたらしている現状と向き合うことにポイントを置いたら良いのではないかと思いました。

個人的な好みではありますが、「あ!~」「あれ?~」「え?~」「~かも」という表現が多すぎて、読みづらかったです。
また、1行に1か所以上も鍵カッコがあるのも、不快にさせられました。

この方、本を書くよりも、会員限定のセミナーか何かでパフォーマンスをした方が響くと思います。




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ライフプラン→マネープラン研究所
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            石原 敬子


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Posted by FP石原敬子  at 17:33 │Comments(0)読書録お薦めの本

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