2020年08月08日

公的年金の積立金(4~6月)

今朝、日経新聞を読んでいたら
とてもとても小さな「ベタ記事」が
目に留まりました。



ああ~、よくあるパターンです。



良い話は、小さい記事にしかなりません。
たった20行弱の、ベタ記事でした。



GPIFの4~6月期、12.4兆円の黒字
 株価急回復で』



今年の4月から6月までの、
公的年金の積立金の運用が
とても良かったという話。



すごく悪い時は、
経済面の半分ぐらいを使って
大きな記事になるのですが、
良い時の扱いは、この程度。



マスコミって、ぜんぜん中立じゃないわ。



4月から6月までの運用成績が、
四半期ベースでの過去最高でした。



3月の中旬に、
新型コロナウィルスの感染拡大を警戒して、
世界中の金融市場が震えあがって
値下がりしました。



その後の、4~6月期ですから、
下げた後の戻りが大きかったのは事実です。



とはいえ、日経の記事にも
「19年度は8兆2831億円の赤字だったが、
3カ月で取り戻した。」
とあるように、急速に挽回したことも事実。



もう少し大きく取り上げて、
読者がしっかり読めるような記事に
して頂きたいものです。



公的年金の積立金ですから、
国民みんなに必要な情報だと思います。



元の情報は、年金積立金の運用をしている、
年金積立金管理運用独立行政法人
(GPIF)

から公表されています。

ぜひ、ご覧になって下さいね。

2020年度第1四半期運用状況(速報)




「公的年金の積立金」について、ちょっと解説を。

公的年金は、賦課方式といって
現在の働き手が払う年金保険料は、
現在のリタイア世代の年金に使われます。


現役世代が、
今納めている保険料が
自分の老後の年金になるわけではありません。



貯金のように、老後まで
積み立てられているわけではないのです。



ですが、
公的年金制度を長持ちさせるためには、
ある程度の余裕を持って
積立金を備えていなければなりません。



その積立金は、
ただ現金でおいているわけではなく、
運用されています。



その運用状況は
3ヵ月ごとに公表されています。



3ヵ月ごとに、「上がった」「下がった」と
一喜一憂するものではありませんが、
運用がどのようになっているのかを
チェックするのは、大事なことです。



私たちの年金ですからね。


新聞


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            石原 敬子


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Posted by FP石原敬子  at 21:14 │Comments(0)最近のニュースから

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