2020年09月05日

ウィズコロナの参考に

不要不急の外出を控えた
今年の8月に読んだ本は、
1ヵ月間で6冊。



先日アップした
エッセンシャル思考」は秀逸でした。



今日は、
経済に関する書籍2冊の
読書記録をアップします。



どちらも、
ウィズコロナの参考になるのでは
ないでしょうか。



まずは
2019年にノーベル経済学賞を受賞した
3人のうちの、
アビジット・バナジー教授とエステール・デュフロ教授の共著。



ノーベル経済学賞を受賞したテーマは
途上国の貧困解消についての政策の研究ですが、
本書が扱っていたテーマは、多岐にわたります。


社会の重大な問題を、どう解決するかについて述べた本です。
重大な問題として取り上げられたのは、移民、自由貿易、経済成長、気温、不平等、政府について。

「経済学者の言っていることが信用されていない」という前提で、では、それはなぜなのかというと、悪い経済学がまかり通っているからということと、経済学者が根拠の説明が足りないということを理由に挙げています。

新聞やテレビなどでニュースを見聞きした時、自分自身で問題意識を持って、自分事に当てはめ、今後、どうなっていくのか、それに対して自分はどうしたら良いのかを考えられるようにしたいものです。




次は、
新型コロナ肺炎が発生した後に書き下ろした、
ジム・ロジャーズの新刊です。



投資をする人は、
みなさん、口々に「失敗したくない」
とおっしゃいます。



「失敗しなくっちゃ、ダメでしょー!」

と思っている私。



それはなぜか?

下記の本を読んでみて下さい。

著名投資家のジム・ロジャーズは、2020年に経済危機が起こると予言していました。

本書は、新型コロナ肺炎が発生した後、タイムリーに出版されたものです。

「歴史は繰り返す」とし、2020年の危機は、世界各国が負債を積み上げ過ぎていたことが危機の予兆だと述べています。

彼は投資家として成功していると思っている人は多いようですが、大失敗もしています。大失敗をしているからこそ、その後の成功があるわけです。

私が業務上、個人投資家の方とお話をすると、みなさん「失敗はしたくない」とおっしゃいます。

いいえ、失敗をして、そこから学んで、経験を積み上げる必要があると、私は思っています。

本書には、危機の到来をどのように予測するかのヒントが散りばめられています。身をもって失敗した経験から、その匂いをかぎ分けることができると思っていますが、経験者の経験談からも学べるのですから、本書は一読する価値があると言えます。



投資だけではありません。

「危機にこそチャンスがある」
勤務先が倒産した経験があり、
その後、
身売りのような形で転職をし、
それも飛び出して、
個人事業ながら起業した私です。



危機にこそ、チャンスがあります。



ミモザと本


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            石原 敬子


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Posted by FP石原敬子  at 22:46 │Comments(0)経済について、思うこと読書録お薦めの本

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