2021年02月09日

きっかけは、例の「2000万円」問題?

生活設計(ライフプラン)を立てている、
というご家庭が増えたようです。



日本銀行内に事務局がある
「金融広報中央委員会」では、
毎年、
「家計の金融行動に関する世論調査」
を集計、公表しています。



この調査によると
二人以上の世帯・単身世帯の
どちらの集計でも、
生活設計を立てている人が
急に増えました。



【二人以上の世帯】

2017年 36.7 %
2018年 37.4 %
2019年 35.1 %
2020年 43.4 %



【単身世帯】

2017年 28.1 %
2018年 28.1 %
2019年 26.7 %
2020年 29.8 %



その前年、2019年には
「老後の生活費2000万円不足」問題
が話題になりました。



おそらく、その影響でしょう。



「20年、30年も先のことなんて
予測通りにならないから
生活設計を立てるのは無意味」


と思う方もいらっしゃることでしょう。



いえ、
生活設計は、
「プラン通りに生活しましょう」
という目的で作るものではありません。



「もし、○○になったらどうなる?」

という漠然とした疑問や不安に対して、
今、できることを明確にするために
将来の見取り図を作るのです。



「毎月X万円の住宅ローンを払い続けると、
貯蓄残高はどうなっていくのだろう?」

「子どもが家を離れて私立大学に進学するには
いくら準備したら良いのだろう?
他の家族ともども、生活できるのだろうか?」

「リタイア後に、毎年旅行に行くには、
いくら貯めておけばよいのだろう?」



などと、
やりたいことや生活上の夢、目標があり、
それに対して資金が準備できているのか、
いないのか。

きっかけは、例の「2000万円」問題?

できていなければ、
今、
何をしたら
近づけるのか。



ということを
今、
はっきりさせるための見取り図が
生活設計なのです。



将来、
そのルートを歩むかどうかは、別の話。

状況が変わったら、その都度、
生活設計を見直して、
軌道修正をするものなのです。



冒頭に紹介した

『家計の金融行動に関する世論調査』は
日銀「知るぽると」のサイトをご覧ください。


家計の金融行動に関する世論調査

家計の金融行動に関する世論調査(2020年)のポイント



旗お金の座談会』開催中!
毎月第2・第4水曜日、「MAMATOCO」にて

ライフプラン→マネープラン研究所
 https://www.keikoishihara-fp.jp
            石原 敬子



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Posted by FP石原敬子  at 23:49 │Comments(0)ライフプラン備えること最近のニュースから

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