2022年02月02日

高学歴に固執しないようにね

あちこちで、
受験戦争の弊害みたいな
事件が起こっています。



今年度からの中学生、
来年度からの高校生の
新しい学習指導要領では、
考える力を養うことを重視しています。



これから求められる人材は、
思考力や創造力を持つ人、
と言われていますが、
さて、どうなるでしょうね。


テクノロジーの進化で、「目覚めて座っただけで、好きなテレビ番組がついたり、好みの味のコーヒーが出てきたりする」

え? そういう生活って、面白いの? と思ってしまいました。便利って、つまんないね。と感じました。

本書を悪く言いたいのではありません。本書は、未来の予測をしているのであり、それを伝えているだけの話です。

批判するとしたら、そのテクノロジーの開発に対して、です。

いえ、技術進歩がダメなわけじゃない。2035年にはほとんどのがんが治るとのこと。素晴らしいじゃない。テクノロジー万歳。

だけど、ますます生きるためのお金が必要だ。

病気が完治し、長生きできるようになって、毎朝、起きて座って、AIが私の見るテレビ番組を決めてスイッチをONにして、自動的にいつもと同じコーヒーが出てくる、それの繰り返し。

たまには、違うチャンネルにしてみたり、紅茶にしてみたりと、考えろよ、おい、人間。

未来の生活、おもしろいんかなぁ。

と思いつつ読み進めると、日本では学歴の意味がなくなる、との記述。学歴さえあればどうにかなるというのは過去の話で、自分の人生を創造するようになる。

え、でも朝起きると同じテレビ番組と同じコーヒーが……。

いやいや、ルーティーンは自動化。頭は創造する仕事の方でフル回転する、そういうことか。

2040年の大学教育の目標として、
「思考力、判断力、俯瞰力、表現力の基盤の上に、幅広い教養、公共性、倫理性、時代の変化に合わせて積極的に社会を支え、論理的思考力で社会を改善」

暗記学習を頑張って高学歴を手に入れても、2040年には使いものにならなさそうですよ。



「人間は考える葦である」
だったよね?



最近の人間は、考えないらしい。
「自分の頭で考えろ~」「考えろ~」と、
説く本が増えたこと、増えたこと。



長くなったので、
今日は1冊のご紹介で終わります。


緑とコーヒーと本


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            石原 敬子


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Posted by FP石原敬子  at 23:51 │Comments(0)読書録

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