ＦＰ石原敬子の「お金に強くなりましょう♪」　

「株は売るのが難しい」とよく言われます。
私は、あまりそう思っていません。



買う時は、「今後どうなるか」が不透明です。
どうなるかわからないものを選んで買うのですから、
買い注文の方が難しいと思うのです。



一方、売り注文は、ほぼ現在値に近いところで
換金して投資が終わります。
投資が終了した後に手元に入る現金は、
基本的に価値が変わりません。



そういう見方をすると、
買った瞬間からどうなるかわからない資産と
この先を共にする、買い注文の方が
不透明だと思うのです。



売ったお金は、自分でコントロールできます。
欲しいものを買おうが、生活費に使おうが、
次の銘柄を買おうが、自分しだいです。



「売るのが難しい」という言葉を使っている人は、
「高く売るのが難しい」
とおっしゃっているのですよね。



そりゃあ難しいですよ。



「高く売ろう」と、
欲張らなければ良いのではないでしょうか。



それに、
売ったお金を有意義に使えば良いのでは？
そのままその銘柄を持ち続けるよりも、
有意義な使い方をするのです。



いえ、特別な使い方をしましょう
と言っているのではありません。



売ったお金で、欲しかったものを買ったんでしょ？
売ったお金で、暮らしが成り立ったんでしょ？
売ったお金で、ほかの銘柄を買ったんでしょ？



売ったお金を使っておきながら、
売った銘柄が値上がりしたときに
「損をした」などと言わないでください。



売ったお金で得た、モノやサービスに
目を向けてみませんか。



株を持っているより、
「売ったお金でこれができて良かった」と
思えるようなお金の使い方をしてください。



何も難しくありません。
成行で売り注文を出せば、簡単に売れますよ。



こういう内容のコラムを書こうとしています。
まとめるのが難しいなあ。




『お金の座談会』開催中！
毎月第2・第4水曜日、「MAMATOCO」にて

ライフスタイル→マネープラン研究所
　https://www.keikoishihara-fp.jp
　　　　　　　　　　　　石原 敬子

  

NISAが広がるのは良いのですが、
課税される証券取引の知識を持たない人が
多いことが気になっています。



証券取引の基本は、利益に対して課税されます。
NISAは、特例で、それを非課税にする制度。
あくまでも、課税口座が基本なのです。



コラムで、
課税口座についてわかりやすく書いてみました。



「ＮＩＳＡしかやらないよ」と思う方でも
どうぞご一読ください。



例えば、
投信の直販会社でＮＩＳＡ口座を設定している人が、
株式取引をしようとしたら、
証券会社に口座を作らなければなりません。



ＮＩＳＡは1人1口座なので、
証券会社は課税で取引をしなければなりません。
原則である、課税口座の知識を
持っておいた方が良いと思います。


いまから投資
『証券税制の基本「一般口座」と「特定口座」』





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長期投資の醍醐味は、
短期間では得られない
「経済成長」を享受することです。



日本は経済が成熟しているので、
国内で生活していると経済成長を
なかなか感じることができません。



たとえば
株式投資をしていても、
優良株と呼ばれる大企業の株価は
ある程度まで上がると
頭打ちになったり、
一定の値幅の中を上下していたり、
というケースは少なくありません。



ですが、
成長力のある新興企業に投資をすると
時間をかけて規模が大きくなる間に、
株価も上昇しています。



大きな会社で、みんなが知っていて
安心して投資ができる企業が良いか、
企業の成長に資金を託すのが良いかは、
投資家自身の考え方や
資金の用途によるでしょう。



今日は、日経平均株価は246円83銭安と
またもや続落でしたが、
東証グロース市場指数は1.43%の上昇。
グロース市場指数がしっかりしているので
ちょっとうれしくなっちゃいました。





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「株って、
たくさんお金をつぎ込まないと
買えないんでしょう？」

と言われることが結構あります。



投資信託の積立は、
以前よりずいぶん知られるようになりました。



株式も、
積立投資や
小口の買付が
できるのですよ。



ということで、
今週の「いまから投資」は
このような記事を書いてみました。



投資を始めてみたい方に、
ぜひ読んでいただきたいです。


いまから投資
『少ない金額でもできる株式投資』



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今日は、大学の外部講師。

「皆さんの中で、インスタやっている人は
どれぐらいいますか？」

で始まりました。



昨夜、
InstagramやFacebookを運営する、
「メタ」の大規模リストラが発表されました。



その話題を、授業の始まりのアイスブレイクとして。

名古屋証券取引所が行なっている
「株式投資コンテスト」
に参加している大学生に、株式取引の授業です。


「メタの株主、または
株を買いたいと思っている投資家の立場として、
これは良いニュースだと思いますか？　
悪いニュースだと思いますか？」



大多数が、
「悪いニュース」に手を挙げてくれました。



「はい。この教室が株式市場だったら、株価下落ですね」
彼らの挙手が、相場を作るのです。



実際には、昨夜のメタは値上がりしました。
なぜ上がったのか。



テキスト通りよりも、こういう話題を使った方が面白い。
私の問いに、
今日、答えを出してもらうつもりはありません。
解説が印象づくための仕掛けです。



学生さんが、

「そのような見方をするんだ！
マーケットって、そういうしくみなんだ！」

と思って、この先も、
今日のことを覚えていてくれれば大成功です。



終わってから、熱田神宮へ。
平日でしたが
七五三のご祈祷で参拝客が多かったです。




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毎月第2・第4水曜日、「MAMATOCO」にて

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今日の1万円と、1年後の1万円。



「10年後に受け取れる満期金60万円は、
今日の60万円と価値が違います」

って、
相談現場で説明しようと思っても、
なかなかうまく伝わりません。



何とかしたいと思って、
このような記事を書きました。
うまく伝わっているでしょうか？



『現在のお金と未来のお金』





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毎日、何かしらに追われていて、
先週、新刊の発売日でしたが、
送っていただいていた見本誌を開封せず、
やっと昨日、手にしました。

『世界一わかりやすい　図解　株・証券用語』




左が2022年10月29日発売の新刊です。
右は2022年3月刊行。



書籍のタイトルは、
出版社内の会議で決まります。
「世界一」とは大きく出たものです（笑）。



それぞれ2006年、2007年に手掛けた
「金融用語がよ～くわかる本」
「株・証券用語がよ～くわかる本」
がベースで、
書籍名を少し変えたりしながら改定を繰り返し
今回は6代目となっています。



最初は282用語でしたが、
増補改訂版を出すたびに用語数を増やし、
今回は365用語になりました。



1日1語、1年間かけて学べます（笑）。



新しい用語を加えるだけでなく、
全ての用語の古い記述を書き直します。



会社法や金融商品取引法の改正が
ほぼ毎年あり、特に今回は、
修正箇所がかなりの量でした。



ご興味のある方は、
お手に取って頂けますと幸いです。



どうぞよろしくお願いいたします。


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きょうは、
先週から2週続きの講座。

安城市が主催の生涯学習で、
ライフプランと金融をお伝えしました。



今日は、株式や債券のしくみ、
これらを「素材」とした投資信託の説明です。



NISAやiDeCoは、「制度」。
株式や債券は、証券取引を行う「投資対象」。
投資信託は、投資対象をパックした「金融商品」。



これらの違いを意識して頂けるような説明を
心がけました。



終ってからの個別の質問からは、
初めて投資の話を聴いたという方が
何を、どのように感じ、
何が分からず、何を知りたいのかが見えてきます。



このようなやり取りが、
実は、私の学びになっているのです。



ご参加された皆様、ありがとうございました。


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明日、4月4日から、
東京証券取引所の
上場区分が変わります。



これまでの市場区分は、
東証1部、2部、ジャスダック、マザーズでした。

明日から、
プライム、スタンダード、グロースの3つです。



また、東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も
中身が少し変わります。



これらの東証再編について、
以前にコラムを書きました。

ご興味のある方は、どうぞご覧くださいね！


●「東証１部上場」がなくなる？　【背景編】

●「東証１部上場」がなくなる？　【上場基準編】

●「東証１部上場」がなくなる？　【企業の対策編】

●「東証１部上場」がなくなる？　【TOPIXの見直し編】





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私は、
株式投資がとても好きです。

将来、こうなる？　ああなる？　と考えて、
その通りになったりならなかったり、
その影響を受けて
株価が上がったり下がったり。



将来を予測して、
うまくいけば資産が増えて
うまくいかなくても経験が積み上がって。



とにかく面白いと思うのです。

「億り人」と呼ばれる方の話を聞きました。
相当な知的労働をされています。
多忙です。



「不労所得」じゃないと思いますよ。








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