2022年01月27日

学ぶ意識が高かった9月?

9月ごろの読書記録を、
今ごろせっせとアップしています。

紙のノートにはメモがあるのですが
読み返すと、
忘れていたことがたくさんあります。



そういう意味では、
しばらく放置しておくのもアリかな?


含蓄のある金言がずっと続きます。
繰り返し読みたい本でした。

印象に残ったものを列挙します。

===

人間の学ぶ力は無限大だという。脳は、鍛えれば鍛えるほど強くなるらしい。読書は、そのために有益である。

また、マインドセットも重要。限界があるというのは思い込みに過ぎない。成功するための全てを自分の中に持っている。

間違いと失敗は同じではない。間違いにどう対処するか。小さく簡単なステップを重ねること。

「何の行動を、なぜするのか」という意識を持つ。小さな習慣を重ねる。タスクを最小化して、小さな達成感を味わう。

集中力を高めるにはヨガ、瞑想、深呼吸が有効。集中しなくて良い時間もスケジューリングしておく。

脳には必要な刺激を与えること。指を使って読むと集中するので良い。

違う視点は思考の型から抜け出すツール。二手先まで考える。「より良く」ではなく「別物に」。

===

どれも、ごく当たり前のことだと感じるのですが、日々これらのことを実践するのはなかなか難しいものです。

本文中に「記憶力を高める3つの心がけ」とありました。心がけが必要なのか! と目から鱗が落ちました。集中力が大事ですね。



学ぶことに意識が向いていた時期?

次に読んだのは、数学の本。
論理的思考を身につけたいのです。

数学って、根底は「論理」なのですよね。
大雑把な私は、「だいたいこんなもん」で何事も済ませてしまい、上っ面しか理解せずに物事を進めてしまいます。

もうちょっと何とかしたいな。と思って読みました。

素因数分解や因数分解の思考、ぜひ癖にしたいです。要素に分けることで、本質が見えてくることと思います。

大雑把、脱出するぞ!



数学の後は、日本史(笑)。



ある程度の流れとして
日本も世界も、
歴史を知っておいた方が
物事の理解が深まるかと思うのです。


タイトルに魅かれて読んでみました。歴史は「素人」だとおっしゃる、船の設計者の方が書かれた本でした。
なるほど、タイトルが「日本史」+「サイエンス」なのはそういうことなのですね。

蒙古襲来の謎を、船の設計者の視点で検証するところからこの本が企画されたそうです。
面白い見方ですよね。

まるでイノベーション。既知のものと既知のものの組み合わせで新しいものができる。新たなジャンルの誕生ですね。

蒙古襲来の謎を解いた後は、本能寺の変。
移動距離、兵士や軍馬の数、物資、気候、地理的条件から考察するという、これもまた面白い切り口だと思いましたが、よく考えたら当たり前のことですよね。

学校教育の「日本史」ですり込んだ見方が頭に凝り固まっている自分に気づかされました。

最後に、時代は進んで戦艦大和が取り上げられています。単に、軍用というだけでなく、日本経済の発展に寄与したこと、確かにそうだと思いました。

3つの史実を、少し違った角度から分析するという面白い内容でした。様々な専門家が、このような切り口で過去の出来事を紹介してくれると、歴史的事実を立体的に理解できるでしょうね。


「ひ(1)どい船(27)酔(4)い蒙古襲来」(=1274年の文永の役)
なんて言っていないで、こういう本を読んだ方がいいですよね。


開いた本アップ



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            石原 敬子




  

Posted by FP石原敬子  at 22:11Comments(0)読書録

2022年01月25日

中学生の娘にも読ませたい

しばらく読書記録をBooklog
アップしていなかったなあ~と、
見てみたら、あららなんと。

9月上旬から時が止まっていました。



私は、
本を読む時に手書きのメモを
ノートに記しています。

そのノートはどんどん進んでいるのに、
データにアップするのが滞って
すっかりご無沙汰してしまいました。



読書用のノートを開いてみたら
とても良い本のところで止まっていたみたい。

おススメの1冊です!


社会の中で、78億パターンの個性がいて、それぞれの凸凹がかみ合って、補い合って、とんがったり削ったり磨いたりしていたらどんなに面白い世界になることか。

これが本書を読んだ感想です。

同じ情報を受け取っても、受け止め方が違う人がいて、理解の度合いの違う人もいて、活用の仕方が違う人がいて、使う場面の違う人もいて……。

まだまだ違いはいっぱいありそうです。

でも、学校教育はそういう「勉強」をする場ではなくて、右向け右。

そんなことを考え、ずっとモヤモヤしていたのですが、本書を読んで整理できました。「他者からの評価」で成り立っているのが学校教育だからだと。

本書には、金言がたくさん散りばめられていました。

・勉強が楽しくなるのは、そうすることで夢が叶うという目的が明確になるから

・社会は試験のようなわかりやすいゲームの場ではなく、もっと複雑な問題解決の能力が必要

・「他社から評価されたい」という観念に取りつかれて、自分の夢、やりたいこと、願望を他社と切り離して創造することさえできないようだ

・個人の能力者は、順番をつけると表面化するが、だからといって、それが人間の優劣ではない

・勉強は生きる方法を学ぶことではなく、生きる人間の価値を高めるもの

しばらく経ったら、また読み返したい本でした。



図書室で本


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Posted by FP石原敬子  at 23:18Comments(0)読書録お薦めの本

2021年11月08日

Kindleもあるけれど紙の本がいいね

待ち時間や電車の中で、
スマホを見ている人が圧倒的ですね。



Kindleも持っていますが、
やっぱり私は紙の書籍です。


人気シリーズのようです。
先に「マンション管理人」の方を読み、次にこちらを読みました。

「マンション管理人」より、具体的な記述が多く、場所を推定することもできそうです。

著者はライターさんの兼業らしく、交通誘導員だけで食べている人よりは、気持ちにも余裕がありそうな感じがしました。どの仕事もそうですが、やっぱり人格や人間性が大事ですね。どんな職業でも、誠実に対応することが大切だと改めて感じました。

この本を読んだ後、車の運転中に交通誘導員さんに対して、優しい気持ちを持って通行できるようになりました。



次は、新刊が出るとつい手に取ってしまう
佐藤優氏。


佐藤優氏の他の書籍とは、ちょっと毛色が違うなと思いました。

本書で触れているように、雑誌「PRESIDENT」の連載では、企業経営者から直接話を聴いて、何をどのように学んだかを伝えるようにしていたとのことで、本書はそれを書籍化したものです。

インタビューからの学びを、「騙されない」を軸にしてまとめた本書は、幅広いジャンルを扱っています。

子育て中の方に、第三章「考える力」が身につく育て方 をお勧めしたいです。家庭教育がカギであると。親から子へ、信念と理念を伝える。

お金は「貯め方」でなく「使い方」を教える、という記述がありました。ファイナンシャル・プランナーの私も、同感です。




話題の本なので読んでみました。

いわゆる「非行少年」に対して、
適切なフォローができる社会環境を
全国各地につくる必要がありそうですね。

話題の本。少し遅れて読みました。

知的障がいと非行の間には、根深い関係があるのだと思いました。

また、理解しにくい子やゆっくり理解する子が「おいてきぼり」になってしまい、非行につながるケースが多いことを知りました。ただし、これは環境で何とか防げるのではないかと感じます。

犯罪者になってしまうのは、ある意味、被害者でもあるのだと気づきました。

人の役に立つことが喜びであるのは、おそらく多くの人に当てはまるでしょう。困っている子を早く見つけ、適切な支援をし、人の役に立つ役割を与えられるような社会のシステムが必要です。



レトロコーヒーカップと本


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2021年10月18日

おばさんから人生のルールまで

しばらくアップが途絶えていた、
読書記録をご披露します。


日付を見ると、8月半ば。
そこから止まっていました(汗)。


まずは、おばさん論。

そうよね、「おばさん」って
卑下する言葉じゃないし、
特定の年齢層の女性を指す言葉なのに。



どうして
「おばさん」って呼ばれたら
いやな気分になったり
「おばさん」と呼ぼうとして躊躇したり
するのでしょうね。


岡田育さん、面白いです。さすが元編集者さん。言葉の用い方が、幅広い知識と思慮深さをお持ちの方のように感じます。

「おばさん」を再定義しています。いろいろな角度からおばさん論を展開していて、興味深い内容です。

私は第三部「少女でもなく、老婆でもなく」が面白かったです。おばさんど真ん中の私ですが、カッコいいおばさんと国民的おばさんの中間的存在を目指したいです。

ジェーン・スーさんとの特別対談も、読みごたえがありました。



次は、日本史。

どういうわけか、日本史の解説本に
関心があります。



高校の時に日本史を選択していましたが
暗記ができなくて理解をしようとして
キャパオーバーになり挫折。

大学受験は、文系だったのに
受験科目に日本史の代わりに
数学が選択できる所ばかり受けていました。


流れをつかむ、暗記でない日本史……待ってました! 
古代(まとまる)⇒中世(崩壊する)→近代(再度まとまる)

おお~。なんと大雑把な。大雑把だからこそ、秀逸。素晴らしき鳥の目。

少し前に、経済や家計の側面から歴史を見ていく専門書が流行りました。社会学者が語る歴史も、また違う面からのアプローチで面白かったです。

「太平洋戦争の敗戦で植民地を取り上げられた日本は、負担なく経済成長を遂げられた」と書かれていました。なるほど、別の見方をするとその通りで、とても重要な視点だと思いました。

また違う複数のジャンルの専門家による、それぞれの立場からの日本史を論じたものを、いくつか読み重ねてみたいです。



最後に、
読むのがつらかった本。
でも最後まで何とか読了しました。

レビューも素直に書いちゃいました(笑)。



相性の問題だろうと思うのですが、私は読み終えるのがつらいと感じてしまいました。

12のルール自体は、賛成できるものばかりで、自分に課したいルールだし、守ろうとする意識があれば、きっと人生は良い方向に向いていくでしょう。

けれど、各章の語りが、どうも私には説明が長すぎて、脱線もしているように感じられて、読むのが大変でした。それぞれのルールについて、2,3ページのポイントを押さえた説明でも十分だったのではないか? と感じます。

どれもうなずけるルールなだけに、展開が冗長で残念な気がします。






秋も深まり、読書シーズンではありますが
日々、バタバタです。

もう少し、ゆったりと本を読みたいですね。




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Posted by FP石原敬子  at 23:06Comments(0)読書録

2021年09月07日

炎天下の読書

生まれ育った土地に関する
詳しい書籍は、
どんなジャンルでも手に取ってしまいます。

今回は、予科練。
太平洋戦争の時代に、
10代前半の男の子たちが
軍の訓練生として入隊した基地です。



私の通った小学校では、遠足で
必ずこの予科練の資料館に行きました。



このような詳しい本が出版されているとは
驚きました。


私は土浦市で生まれ育ちました。

子どもの頃、折に触れ、両親や親せき、学校の先生から予科練の話を聞かされて育ちました。大人の人たちは、「予科練の歌」をよく歌っていたので、私も、歌詞を見ないでも歌えるほどです。

本書は、たまたま検索か何かでたどり着いて知りました。

子どもの頃におじさん達から聞いていた予科練の少年は、おじさん達の話しぶりからするとあこがれの存在だった印象です。阿見の予科練記念館(昔からある古い方の記念館です)には子どものころ何度か足を運んだことがあります。小学校高学年ぐらいになると、おじさん達の話の印象とかなり違い、まだ母親が恋しい年代のお兄さんたちが壮絶な体験をしたのだ、と現実的なことがわかるようになってきました。

大人になった今、このような資料を、多くの日本人に読んでもらいたいと思っています。自衛隊の航空ショーや基地のお祭りは華やかですが、戦時中の歴史もぜひ知って頂きたいと思います。

月明りで母親に書いた手紙が、阿見に展示されています。何十年経っても、あの手紙を思い出すと、胸がキュンとします。

このような資料は、全国各地にあることでしょう。たった3世代前の先人たちの足跡です。どのように感じるかは人それぞれでしょうけれど、葬ってはいけない足跡だと思います。



次は、ガラリと変わって
ゆる~く読める本。


前作より良かったです。
前作は、後半がネタ切れのような感じで、無理やり「やめてみた」話題を持ってきたみたいな印象でした。

今回の「もっと」は、心の面で、やめてみて良かったことが並んでいます。

私から見ると、「やめるも何も、そもそもやっていないことが挙げられている」と思いましたが、人によっては人生が変わるぐらいのヒントが得られるのではないでしょうか。

ネガティブ発想になりがちな人に、お勧めします。



この2冊を読んでいた頃は、
ちょうど娘の部活の引退直前。

毎日8時間練習をしていて
だけどそれは
部活としては、制限を超えているので
保護者が見守りをし、
熱中症への備えや健康観察などを行う中の
練習でした。



子ども達は夏休みに入っていましたが
母たちは仕事があり、
できる人が見守りで
フリーランスの私は
ほぼ毎日つきっきりでした。



炎天下で、
読書をしながらの見守り。
その後ナイター練習。



引退した後、しばらくは
疲れが取れなかったのは
言うまでもありません。



そんな想い出もセットの読書録でした(笑)。


県大会前の練習


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Posted by FP石原敬子  at 22:46Comments(0)読書録ソフトテニス

2021年09月05日

「トリセツ」引っ張りだこ、スゴイなあ

「読書の秋」になりました。
夜になると、リーン、リーンって。



娘が引退してから、
夜の時間帯に余裕ができて……

なんだろう?

中学生になる前だって
こういう過ごし方をしていたはずのに、
2年半、バタバタ生活をしていたことで
ナイターがないっていうだけで
ものすごく余裕を感じます。



読書記録、少しずつ前進。
6月末に読んでいた本です。


「妻のトリセツ」ようやく読みました。

アップして読み返したら、
あれ? 本の感想じゃなくなってる。

ま、いいか。

「トリセツ」もの第1弾ですが、私は先に「娘のトリセツ」を読んでいました。

あれ? 「娘」と新書の表紙が違うぞ。

改めて見直してみると、
「妻」「夫」は講談社、「娘」は小学館!
たしか「息子」もあったようなあ、出版社はどこだろうと思って検索したら、扶桑社!

節操ないなあ。いや、あちこちの出版社が「自作を」って、それほどまでに、読者ニーズのあるテーマなのでしょう。スゴイ。

それはいいとして、本書の感想。
「トリセツ」がブームになる前から、「女性脳」「男性脳」が話題になっていましたが、まあまあ、そういう内容でした。

共感されたい妻。ねぎらってほしい妻。
「心さえ肯定しておけば、事実は否定してもよい」。その通り。そうなのですよ、世の殿方。

そこで思い当たるフシがありました。

私は、Facebookでちょっと愚痴っぽいことを吐き出したいと思うことがたまにあり、一言、投稿します。そこに問題解決型の男性のみなさんが、親切にもアドバイスをして下さることがあるんですよね。するとなぜか、イラッとする。

「いや、イラッとするぐらいなら、投稿するなよ」と言われてしまいそうですが、ちょっと毒を吐いてストレスを発散させたいんですよ、そういう時は。

だから、超いいねマークのポチ、だけで十分だし、コメントも「わかるわかる」「激しく共感」だけでいいのよ。

正論はいりませんから。

次は、単なる美容雑誌ではなかったです。
とても興味深い。

自分がどうなりたいか、って。
もう少し真剣に考えてみようっと。


へえ。メイクだけでもずいぶん見栄えが変わるんだなあ。と、まあ。コスメサイトみたいな感じでページをめくっていました。

参考になるテクニックはいくつかあったので、試してみようと思いました。適当に、つまみ食い的に。

と、思ったら。

最後の「CHAPTER6」に鷲掴みにされました(笑)。
コーチングと美容を重ね合わせるなんて!

「チェンジして、どうなりたい?」というアプローチは、考えてみればとても当たり前のことなのですが、往々にして、これまでの美の追求って、見栄えだけで、表面的な「なりたい」だけで済ませていたな、と考えさせられました。

特に、個性を重視したり、多様性を許容したりする世の中になってきて、その人の内面的な理想の姿をそのまま表現できる外見の「アフター」に変身することができたら素敵です。

このお二人は、そのスキルを持っているからこそ「約3ヶ月待ちの美容コーチング+ヘアメイクレッスン」なのでしょうね。
コーヒー飲みながら本

今回の2冊、
レビュー書きながら
ちょっとふざけてるな
と思いましたが、
ま、いいか。


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Posted by FP石原敬子  at 22:21Comments(0)読書録

2021年08月26日

ていねいに生きている人、楽しそうに生きてる人

読み終えた直後は、
心地良かったのだと思います。

でもなぜか、内容を忘れた。
すっかり忘れた。



寝る前に1節ずつ読みたいとさえ、
思っていたのに。

すみません。


読後感は「ゆったり」。

ふだんは、あまりこのような視覚を楽しむ本を読むことがないので、ゆったりした気分になれました。

著者は、設計事務所の共同代表とのこと。お忙しいだろうと想像しますが、ていねいに生きている感じがします。

自分の気持ちに素直に向き合う方、素敵な感性の持ち主なのだろうと思いました。

お仕事柄、写真のセンスが良く、素敵なページばかりです。

でもなんだろう、

時間が経ってみると、内容の記述に関して、あまり覚えていないのです。読んだときはゆったりした気分にさせてもらえましたが、それだけだったのか。

ふだん、文字がぎっしりの本ばかり読んでいるので、あっさりとして物足りなかったのか……。




次の本を読んでいる時、
娘の部活が佳境に入り、
「負けたら引退」という試合が迫っていました。



本文中に
「失敗を恐れる」より「ベストを尽くす」
という記述があったので、
娘には、それを伝えたいなと思いました。



そうそう、その通り。と、思うことばかりで、共感できます。たぶん私も「なんだか楽しそうに生きてる人」の部類です。

その通り。書いてある通りにできれば、楽しく生きられるかも。だけど、なかなかできない人は多いのではないかと思います。頭ではわかっているけど、心がついていけない、っていう人は、本の通りに動けるのかな。

そう。
中身はその通り。たぶん私も、「楽しく生きるには?」と聞かれたら、同じように答えていると思います。

本書の中身は(ネタバレです)

悩みを総点検して、受け入れ、認めて、満たすようにする。分析せずに。客観的に。

悩んで自信を無くしても、他に自信を持てるものはある。変化を受け入れて、ミスやピンチをバネにする。

自分の気持ちは、そのまま伝える。いい人を演じ過ぎない。気が進まないことこそ先にやる。

情報過多だからこそ、自分の軸を持つ。

劣等感を成長につなげる。「~だったらいいな」は、「そのために何をする?」に。

ほら、ね。どれも正しい。でも、いざ、何かに直面していたら、冷静に、そのように気持ちを保てる人がどれだけいるでしょうか。


と、いうのが私の正直な感想です。

もうちょっと、ワクワク感があって、
『実行してみたい!」と思えると良いのになと感じました。




上の本は、
ていねいなに生きていると感じ、
下の本は、
楽しそうに生きてる人の習慣。



どちらも手に入れたい私は、欲張りですね(笑)。



読書



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2021年08月25日

校門前の怪しげな露天商(笑)

読書記録は、
ようやく5月のログに入りました(笑)。

仕事関係の本から少し離れて
のんびり楽しめる本が続いています。


郷愁を覚える以上のマニアックぶりに驚きました。読み進めるうちに、忘れていた記憶がよみがえってきました。

サブカルチャーにはあまり興味がないため、私自身は「懐かしい」で終わってしまいましたが、昭和30年代後半に生まれた方や、サブカルスキの方には、たまらないと思います。

「校門の前にいるミステリアスな露天商」
いました、いました。
下校の時にくぎ付けになり、家に帰って親からもらったお金(その流れで1度は必ず起こられる)を握りしめ、また校門に戻ったものでした。

親になった今、自分の子にせがまれたら、絶対にお金はあげないと思いますけどね(笑)。


次。
美術の先生が書かれた本だそうです。
面白い視点をお持ちの先生のようで、
その視点を世に出したいと、
編集者さんからのアプローチで本になったそう。



仕事柄、
「どうするのが正しいのか」と聞かれることが多い私。

「自分で考えて、自分なりの正解を導いて」と
言いたいのですが、
言い方によっては冷たく突き放しているようになり
なかなか難しいものです。


「アート思考」という耳慣れない言葉から、どういう思考法なのか興味津々でした。

読み進めながら、自分の子に、探求の根にもっと目が向くような育て方をして来ればよかったと、ちょっぴり後悔。

目に見えるものがリアルの全てではない、という、目から鱗が落ちる示唆がありました。

アートは、鑑賞者の想像で無限に変化し得るもの。「その意見も1つの答えだから受け入れよう」という意識が大事ですね。


見る人の解釈、
視覚の領域から思考の領域へ。

正解に捕らわれず、自由な発想で自分の行動や発言をしていきたいものです。


この本の内容とは関係ないのですが、
思い出したことがあります。



何年か前に、
どこかの自治体が開いた子どもの作品の展覧会で、
作品に作った子供の名前を貼らない、
という催しを報道していました。



見に来る人たちは
「誰々ちゃんの作品」という目で見るから
だそうです。



私たちは、無意識に、
自分や周りの人に、
レッテルを貼ってやしないでしょうか。

「決めつけ」をしないようにしたいものです。



図書室で本



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2021年08月23日

ワクワク勉強し、オロオロに感動

春休みとゴールデンウィークに挟まれた4月。
けっこうバタバタの生活をしていました。
4月半ばに読んでいた本、
ようやく今ごろアップしています。


なかなか面白く読めました。

著者は脳科学者ですが、アカデミックな論文ではないので、どんな方でも気軽に読めると思います。

脳のキャパシティやしくみについて説明した後に、記憶が定着する勉強法について、実際に試してみようと思えるアプローチを紹介しています。

海馬は好奇心を持っている時に、すごく大事なことと判断して記憶が定着するとのこと。ワクワクする感情とともに学習することが大切のようです。

習慣化して、「楽しいから勉強する」というやる気をコントロールことが大事。

共感します。
楽しく思えるジャンルを見つけて、それについて、深く学ぶと良いのでしょうね。




次は、新聞広告で目に留まり、
シリーズ化されていたうちの1冊です。


新聞広告を見て、面白そう~と思ったのが読むきっかけです。

単に裏事情をのぞき見したいから読む、という内容ではありませんでした。ちょっとした感動を得ました。

あとがきから分かるように、オロオロの結果、住民や管理会社、理事会との胎児の仕方を試行錯誤して、愛される管理員さんになっていたのだ、と思います。泉州レジデンスで頼りにされる存在になったのは、筆者の努力の賜物ではないでしょうか。

それが、台風での一致団結に至ったとおもいます。

さらには、その出来事から、筆者がこの本を生み出す背中を押したのでしょう。

気持ちの良い読後感でした。



次は、大人にも読んで頂きたい。ぜひ。
いやいや、娘に読ませようっと。


大人が今読んでもいい……いえ、大人にこそ読んでもらいたいと思いました。

10分ぐらいで読み終えることができますよ。

特に「いいね!」と思ったのは以下の5つ。

●自分の言葉で話せる人になる
 →行動して、感じて、日記に書く
●ひとつのことでいいから最後までやりとげる
●言葉に厳しく
 →自分の気持ちにぴったりくる言葉を探す習慣
 →考えを研ぎ澄ます
●他人を批判したくなったら自分はどうか考える
●豊かな知識とたくさんの経験

花まる学習会代表の高濱正伸さん……お会いしてみたいなあ。


緑とコーヒーと本


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2021年08月15日

ゆとりがあるって、大事なこと

娘が部活を引退して2週間。



保護者の見守りや試合の付き添い、
個人練習にどれだけ時間を割いていたか、
改めて実感しています。



手間のかかるおかずを作れること、
ゆっくりご飯が食べられること、
メールチェックと返信がすぐにできること、
当日の新聞を読めること、
本を読み、レビューを書けること。



ゆとりがあるって、大事なことですね。



4月からたまっている読書記録です。



以前、この著者の「世界でバカにされる日本人」を読んで、「最悪!」と思ったのですが、本書は前作よりは良かったです。

ただ、最終章の内容だけでもこと足りたかもしれないなと思いました。

1章から6章までを読んで、認識の浅さを知り、最終章でニュースを知る方法を学ぶ、という構成です。

日本のニュースの質が劣るのは、消費者にも罪があると思います。閲覧する私たちのアルゴリズムが、ますます「何も知らない日本人」を作ってしまう、悪循環。

怖いですね。

ニュースサイトや検索エンジンをなるべく使わず、といってもやっぱりググっちゃうんですよねぇ。反省。




次は、すみません。辛口で。
イマイチでした。


ごめんなさい。
ハマらなかった。

なんでしょう。
知識って、興味があるから頭に入るのですね。
与えられたテーマで「雑学いっぱいですよ」とページを埋め尽くされても、ただ雑多な知識を読み進めているだけ。

読み終えて、頭に残っていません。
雑学って、人に話して、「へえ~」って驚いてもらえるから面白いのですが、いつか人に話そうと思うほどには本書の内容を覚えていられません。

読書は、関心のあることや、知りたいと思っていることに集中したほうが良さそう、ということがわかりました(笑)。



あまり良い印象でない本が
続いてしまいましたが、
次はお勧めします。



誰でも発信者になれる今の時代、
文章を書く職業の人でなくても、
SNSでフォロワーを増やしたいとか、
レポートを書かなければならないとか
取引先に企画を提案したいとか、
誰も読まないかもしれないけどブログを書いているとか、

とにかく誰もが

役に立つのではないかと思います。


もともと文章を書くのは苦手な私ですが、業務上、文章を書くことが非常に多いです。

多くの編集者さんや校正者さんから厳しくご指導いただき、何とか形にはなっています。

また、仕事を頂き続けるには、日々のブラッシュアップは大事で、「書くスキル」に関する良書を見つけると参考にしています。

本書は、目を引く、売らんかなタイトルですが、中身は骨太だと思いました。

章ごとに、重要なポイントを押さえて展開されています。
ネタバレですが、簡単にまとめます。

1章:見た目は大事。最初の1行が見出し。適度な空白が重要。

2章:1行で引きつける魅力的なリード文。SNSの効果的な活用ノウハウ。

3章:誤解されない書き方。自分の発信がどう受け取られるか、責任は自分にある。

4章:1行で読ませる。リズム。副詞の乱用を避ける。

5章:共感される書き方。批判するならポジティブに〆る。

6章:人を動かし、買わせる書き方。最後のひと押し。

類書はたくさんあるでしょうけれど、読む価値のある1冊だと思います。



パラソルで読書



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