2004年05月10日
他の家はどうなの?(株式編)
ファイナンシャルプランナーとして資産運用に関するご相談をお受けしていると、
必ず聞かれる事があります。
「だいたいウチの家計では、株式には(外貨には、等)いくら位まで
投資して良い ものなのでしょうか?」
いつもその答えには困ってしまいます。
正解は、ありません。
あなたの良いと思った額なのです。
でも、そう突き放されても困ってしまうでしょうから、
今週は、アンケートのデータをご紹介したいと思います。
金融広報中央委員会による、「家計の金融資産に関する世論調査」(2003年)の
アンケート結果です。
☆~★~☆ 「今後の金融商品の保有希望」について (複数回答) ☆~★~☆
預貯金、郵便貯金、個人年金など金融商品を選択肢とし、株式を選んだ人の割合
【年間所得別】
株式 (預貯金) (参考:株式/預貯金)
全 体 8.0% 46.7% 0.171
200万円未満 4.3% 41.6% 0.103
200~ 300万円未満 4.7% 44.2% 0.106
300~ 400万円未満 7.6% 45.8% 0.166
400~ 500万円未満 8.8% 48.1% 0.183
500~ 700万円未満 10.1% 52.4% 0.193
700~1,000万円未満 14.9% 51.8% 0.288
1,000万円以上 15.9% 41.3% 0.385
無 回 答 5.0% 44.5% 0.112
【世帯主年令別】
株式 (預貯金) (参考:株式/預貯金)
全 体 8.0% 46.7% 0.171
20歳代 5.7% 61.0% 0.093
30歳代 6.3% 56.3% 0.112
40歳代 6.7% 48.5% 0.138
50歳代 9.3% 48.6% 0.191
60歳代 9.4% 40.9% 0.230
70歳以上 7.4% 38.3% 0.193
私がこの結果を見て感じたこと。
株式投資を始めてみたい、と30歳代の方から言われるようになってきたと
思っていましたが、意外と、まだ、株式選好は低いんだなあ、ということです。
明日、あさってと、
投資信託と外貨建金融商品(外貨預金、外債、外貨建投信など)についても
ご紹介しますが、株式投資に対しては、年代の高い方の方が興味を持って
いるのだなと感じました。
また、年間所得が多くなればなるほど、株式保有志向が高い、
所得にきれいに比例していることがよく分かります。
やはり、みなさん、余裕の資金で検討されているということですね。
「株式を選んだ人の割合」を、
「預貯金を選んだ人の割合」で割ってみたのですが、
この結果も、やはり、所得の多い人ほど株式保有を好み、
年代では50歳代・60歳代の方が、株式保有に興味を持たれていることが
よく分かります。
「一般的には、どうなの?」ときかれることが多いので、ご紹介してみました。
あくまでも、私は、「あなたの性格・生活状況・資金の状況」に応じて
ポートフォリオが変わってくると思っています。
どうぞ、ご参考程度に。
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