2019年09月22日

子どもを育てるのに、いくらかかる?

子どもの教育費。

1人1,000万円から2,000万円かかると
言われています。



それにしても、幅が広すぎます。
1,000万円と2,000万円では、
2倍の開きがあります。
1,000万円の差があります。



どんな育て方をするかによって、
どれぐらいかかるかが
大きく違うわけです。



「教育費」というと、
文部科学省の統計では、
学校関係費の他、
塾や習い事などの学校外教育費はもちろんですが、
たとえば
自宅で幼児に絵本やクレヨンを買っても
教育費に含めています。

家族で博物館に出かけたら、
その交通費も、含めています。



データを見る時には、
どういう範囲で集計したのかに
注意を払う必要があります。



ところで。

お子さんが欲しいと思っているご夫婦から、
「子どもを育てるには、
夫婦二人の生活費に、
どのぐらい上乗せして考えたらよいのですか?」

と、聞かれました。



「そのご家庭によって様々です」
と、答えることが多いのですが、
参考になる統計はないかと、探してみました。



あった、ありました!

少し古いですが、まだ許容範囲です。



内閣府
平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査



年齢1歳刻みで集計され、
支出の内訳まで詳細に分かる資料です。



たとえば、
0歳~3歳の子、一人にかかる支出は、
年間でだいたい100万円ほど。

中学3年生だと、
食費で約37万円(月に3万円ぐらい)、
学校教育費で約24万円、学校外教育費で約36万円、
両方合わせると、年間約60万円です。

中学3年生ひとりにかかる費用は、
1年間で160万円強。

1ヵ月に13万円ぐらいかかっています。



これをね~。
まだお子さんが赤ちゃんだというママさん達に
お話する機会が結構あるのですが、
ピンとこない様子なんですよね、だいたい。



小学校低学年ぐらいまでの
かわいい盛りだからこそなんでしょうけれど、
おしゃれなお洋服を着せて、
ほんと、かわいいんですが、
お子さんが小さい頃こそ、貯め時ですよ!



ちなみに、上記の調査。

お子さんが未就園児のご家庭では
「子どものための預貯金・保険」の項目は
1年間に20万円前後、貯めています。

お子さんが小学校低学年のご家庭では、
年間16万円前後。

中学生になると、
母が働く時間を増やすからなのか、
それとも現実味が帯びてくるからなのか、
年間17万円前後を貯めている中1,中2のご家庭と、
約19万円を貯金している中3生のお宅。



10月から無償化になる、
3歳~5歳の保育費は、約30万円。
豊田市だとそんなにかかりませんけど、
全国平均だと、
この額が無償になるなら、インパクトありますね。



この資料は、PDFファイルが見られる方なら
どなたでもご覧になれます。

一度ダウンロードして見てみて下さい。
支出予測を立てるのに役立ちますよ。



内閣府
平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査



子どもを育てるのに、いくらかかる?


旗お金の座談会開催中!
FPにちょっと聞いてみよう お金のコト
毎月第2・第4水曜日、「MAMATOCO」にて

ライフプラン→マネープラン研究所
 http://www.keikoishihara-fp.jp
            石原 敬子






同じカテゴリー(ライフプラン)の記事画像
夏休みにどうぞ
女性60歳代、有意義にお金を使いましょう
年度末にやってみよう
老後の住まいについて考えておきましょう
老後を考える50歳代シングル女性のライフプラン
ファイナンシャル・ウェルビーイング
同じカテゴリー(ライフプラン)の記事
 夏休みにどうぞ (2023-07-19 21:38)
 女性60歳代、有意義にお金を使いましょう (2023-03-31 21:17)
 年度末にやってみよう (2023-03-13 23:25)
 老後の住まいについて考えておきましょう (2023-03-09 22:11)
 老後を考える50歳代シングル女性のライフプラン (2023-02-12 21:51)
 ファイナンシャル・ウェルビーイング (2023-02-11 22:51)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
子どもを育てるのに、いくらかかる?
    コメント(0)