2020年11月06日

株が入っていないのに株式投信

投資信託は、
株式や債券、不動産投信(リート)などを
パックした金融商品です。



何をパックしているかによって
「株式投信」「公社債投信」
「リート投信」などと呼んでいます。



ですが、ややこしいことに

株式をまったく組み入れていないのに
税法上は「株式投信」として
扱われる投信も、あるのです。



その投信が、主に何で運用するかは
最初の商品設計の時点で
運用会社が決めて、
投資信託約款の中に明記します。



その際、
商品のコンセプトは債券だけで運用するのに
「税法上は株式投信として扱われます」
と約款に記載する債券運用の投信があります。



その理由は、
元本割れの可能性はゼロではないので、
「株式投信」の部類に入れておいた方が
都合が良いためです。



株式をまったく組み入れていないのに
「課税上は株式投信です」
なんて言われても、混乱しますよね。



ただ、そのおかげで
債券だけで運用しているのに
NISAを利用できるという
投資家にとってのメリットもあります。



今日の朝日新聞では、
そのことについて書かせて頂きました。



朝日新聞20201106


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            石原 敬子


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Posted by FP石原敬子  at 23:15 │Comments(0)ご案内記事・コラム掲載のご案内投資信託NISA

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