2021年04月15日

「べき」に捕らわれない

2度目の緊急事態宣言中、
いつもより本を読む時間があるかなぁ~?
と思っていましたが、

へへへ

やっぱり、あまり進みませんでした(笑)。


前半は、まるで女性週刊誌の記事を読んでみるようでした。長年、取材対象者の悩み相談に応じるがごとく、丁寧に取材を続けてきたことが伺えます。

構成がもう少し良ければ、週刊誌のルポ風の印象にならなかったと思います。ちょっともったいない。

『第5章「幻想」を超えて』の部分が核になっています。ここだけ読んでも良かったかもしれません。ただ、前半の週刊誌的な部分があったからこそ、幅広い読者に向けて第5章の論旨が伝わりやすかったのかな、とも思います。

5章と「あとがき」には共感します。

「伝統的な役割を保持したまま、新たな役割や複数の役割を担う女性の負担が増えている」
「多様な道を歩む女性たちにひとつの生き方モデルを求めるところに問題の根源がある」

まさにその通りだと思います。




私のところに相談や質問に来られるお客様。
簡単に答えを知りたがる方の
いかに多いことか。

試行錯誤するから面白いんじゃないの?



花形の短距離から、ハードルに転向した時の頭の切り替えをモチーフに、物事への向き合い方や考え方を語っています。

ハードルという未知の領域には、研究の余地があると考えた為末氏。自分でやってみて攻略するという、楽しみ方ができたからこそ大成したのだと思います。

ゲームの攻略本が、なぜ売れるのだろう。私も不思議に思います。うまくいかないことが繰り返されるから、うまくいった時が面白いのに。

トライ&エラー。遊びは、うまくいかないから面白いのです。




次は、
あれもこれもやりたくなっちゃう私への戒め。
分かっちゃいるんだけどね。


何かをやめることで、得られるものがあることを説いています。

私たちの、いかに多くのことに縛られているかが改めて浮き彫りになる内容です。軽いタッチなので、あっという間に読み終わりました。

サブタイトルに「60歳からの前向き人生のすすめ」とありますが、若い方にも通用する考え方だと思います。

必要でなければ、やらなきゃいい。それをやらなければ、代わりに本当に必要なことが得られるはずだと、私も思います。



3冊読み終えて、共通していたのは
「べき」に捕らわれない、ってこと!



緑とコーヒーと本



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            石原 敬子


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Posted by FP石原敬子  at 23:18 │Comments(0)読書録

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