そういう見方もあるのだと!

FP石原敬子

2022年03月19日 23:17

ビジネス書の翻訳は、
外国語を日本語に置き換えるのではなく、
一から執筆するのと同じだと思っています。



書き手の国と読み手の国の
文化や習慣の違いを踏まえて
読み手が受け取りやすい表現に
書き換える必要があると思うのです。



その点で、翻訳家の関美和さんの訳は
とてもわかりやすいので大好きです。


経済の様々な分野について、歴史をたどったり、原理を説いたり、分かりやすい実例を紹介したりして説明している点で、「とんでもなくわかりやすい」のだな、と思いました。

また、関美和さん、私の大好きな翻訳家で、関さんの日本語訳で、分かりやすさに輪をかけているのではないかと想像します。原文は読めないので、あくまでも想像ですが。

冒頭の格差をテーマにした章では、目から鱗が落ちました。土地の肥沃や気候の変化が人の移動を決定づけ、それが格差につながっているだなんて、これまで考えたことがありませんでした。

でも言われてみればその通り。

消費者としての「一票」は購入することである。←これはとても重要で、私たち消費者は、モノを買う時に、社会の一員としての消費行動を常に意識すべきだと思っています。

本当に必要なものを、賛成できる信念から生まれた商品を、皆が、買い続けることで未来が作られると思います。



面白い見方をするものだなあ、と思いました。

百田尚樹さんの本は、ときどき読みます。
目のつけどころが面白いと思います。

読みながら、異次元の世界に連れて行かれたような気分になりました。

今まで、「時間」は測れるもので、数字で示された時間は、誰にとっても、どんな状況でも、1分は1分。1時間は1時間だと、当然のように思っていました。

けれど、無駄に過ごした1時間と、充実した1時間では、全く違う価値の1時間だと気づきました。

また、本書で定義した「才能」と「努力家」は、これもまた、考えてみたこともなかった説明で、でも不思議なほど腑に落ちたのです。

才能=同じことを他人より短い時間でやれる
努力家=人より多くの時間をかけることができる
    時間を投入することに優れた人

確かに。嫌いなことを長時間やるのはかなり苦痛です。それを、人より多く取り組めるのですから、努力家です。

多くの活きた時間を使って生きていきたいと、心から思いました。



へええ~。
そういう見方もあるのだと。





仕事もしなくちゃならないし、
家のこともしなくちゃならないのですが

一日中、本を読んで
好きな時にご飯を食べて
誰にも気を使わずに生活してみたいです。


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            石原 敬子

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