2011年05月21日

習い事はさせた方がいい?

先日、4歳児の娘のクラスメイトのママ達で、
「習い事はさせた方がいいのかな」との話題が。

ファイナンシャル・プランナーとしての意見を言うならば、
私は、習い事は一種の「投資」だと思うのです。

実際、
習い事をさせた方が良いか悪いか、なんて
一言では片付けられないテーマだと思いますが、
我が家のケースと私の考えをちょっと

わが娘は、
生後10カ月ぐらいから3歳2カ月まで
私と一緒にベビースイミングに通っていました。

その後、
3歳4カ月になった頃から和太鼓とフラダンスを
習い始めました。

ベビースイミングに通っていたのは
「水慣れ」とか「泳げるように」なんていう
理由ではまったくなく、
ただ、娘と一緒に遊べる場所と思ってのこと

それから、親子ともどものお友達づくりかな

だから、入園後に、
幼児のスイミングに行くことは考えていませんでした。

その入園後、
和太鼓とフラダンスを習うようになったのは、
どちらも
本人が興味津々だったからです。

いくつかある教室の中で、
私が最も重視したのは、「礼儀」。

たかだか3歳になったばかりの娘です。

成長とともに興味の矛先も変わるでしょうし、
どんなに好きなことでも、眠い日はやりたくない。
長続きするかもわからないし、
お教室や先生、お友達との相性もあるでしょう。

だから、礼儀が身につけられれば十分、と思っていました。

それが、私の考える「投資」です。
子どもの内面的・精神的な成長への投資です。

習い事は、突き詰めれば
「月謝を支払って、何かを得る」ということだと思うのです。

娘の場合は、どちらも通い始めて1年経ちましたが、
太鼓の稽古やフラのレッスンの後に
大きな声で、しっかり頭を下げて
「ありがとうございました
という娘の姿を見るにつれ、
私はこの「投資」に満足をしています。


「習い事は3歳から」とか
「入学してから後れを取らないように英語やスイミングを習わせたい」
などという意見もよく耳にします。

それぞれの家庭の価値観で、それでもよいと思います
けれど、
4歳の娘は、まだまだ人間としての基礎を培う時期だから、
根っこの部分への投資が大切じゃないかな、と思っています。

それを具現化する習い事が、
たまたま、
娘の場合は大好きな太鼓やダンスだった、
というだけのことです。

もちろん、
子ども自身が好きなことでなければ
全く意味がないのは言うまでもありません

英語、スイミング、ピアノ、バレエ、体操……、
何でも同じです。

これらを通じて、
子どもの人間形成に何か働きかけるものがあれば
習わせればよいし、
子どもがピンとこないようなら、
習わせる必要はないのだろうと思います
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Posted by FP石原敬子  at 00:06 │Comments(2)教育費・子ども費用のこと子どもの成長

この記事へのコメント

習い事を投資と考えるには悲しすぎます。
それと習い事に行かしたらすべてOKって言うわけではありません。特に礼儀は習い事で身につけるものではなく、親自身が教え込むもの。
やはり、親が努力しなくてはいけません。

Posted by ななし at 2011年05月24日 16:16

ななしさん、
コメントありがとうございます!
予想していた通りのご意見を頂きました!

「投資」という表現に、
疑義を感じる方もいらっしゃるだろうな~、と。
大人が「キャリアへの自己投資」というような感覚で
「投資」という言葉を使いました。

また、「親自身が教え込むこと」も
その通りだと思います。

なぜ「おはようございます」が必要なのか、
「ありがとうございます」や
「ごめんなさい」が
どれだけ人間関係に大事なのか、
などなど、
もちろん、生活の中で、親が教えることですよね。

先日は、娘が「あんたがたどこさ」を歌いながら、
歌詞の意味でわからないところを聞いてきたのですが、
「いただきます」は
誰に対して、何に対して言うのか、
というところまで
娘に考えてもらいながら、話をしました。

そういう教育は、親の仕事ですよね。
礼儀やしつけを、
お教室の先生に丸投げするのは私も嫌いです。

ななしさん、コメントありがとうございました。




Posted by 石原 敬子(ブログ管理者) at 2011年05月26日 10:31
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    コメント(2)