2014年05月26日
金銭教育の第一歩は、「物を大切にする」
それは、
若い女性が行くようなおしゃれなショップで買った、
子どもに与えるにしては
少しお値段の張るカチューシャでした。
2年半前に買ったものです。
大事に使っていたものの、
やはりそれなりの回数使っていたので、
キラキラのデコがところどころ剥がれていました。
私としては、そろそろ買い替え時かな、とも
思っていたカチューシャです。
「お母さーーーん、カチューシャ壊れちゃったぁー
」
と大泣きする娘。
私は、
「いままで、とても大事にしていたから、
新しいのを買ってあげるよ。
カチューシャも、もう充分に使ってもらって、
喜んでるよ」
と 言ったのですが……。
直してー 直してー
と号泣。
中の芯が折れてしまっています。
芯を覆っているのは、サテンの布地。
キッチリくるんであるので、
布地を開いたら、うまく閉じられそうにはありません。
しかし、
これをどうにかして開かなければ、
接着剤を使って芯をくっつけることもできません。
本当に十分使ってあげたものなので、
直してまで使い続けなくても……
というレベルです。本当に。
この人は、
ヘアピンや、キーホルダーが落ちそうになると、
無くしてしまわないように、外してポケットにしまいます。
このぐらいの年頃だと、
次々と、新しいものを欲しがるのではないか?
と思うのですが、娘はだいたいにおいてこういう感じです。
おかげで、家計は助かりますョ
どうしてそんな風に育ってくれたのかなぁ、
と嬉しく思うのですが
それはたぶん 、
何かを買ってあげた時に、
「大事にしてね」「可愛がってね」と言っていたからでしょう。
娘が何かをなくした時に、
「お名前書いてあるから、きっと戻ってきてくれるよ」
と言い、
実際に見つかった時には、
「大事にしていた気持ちが通じたんだね」
と言っていたからかもしれません。
消耗品を使い切ったときには、
「最後まで使ってくれて、きっと嬉しいって思っているよ」
と言っていました。
子育て中のママさんから、
「買って攻撃」に困っているとか、
物をすぐなくしてしまうなどと相談されますが、
それを改善するのも
1回や2回、言い聞かせただけでは治らないと思います。
根気よく、
親自身が正しいと思うことは曲げずに、
信念を持って伝え続ける。
その積み重ねではないでしょうか。
物を大事にするということは、
無駄遣いをしないことにつながります。
どんなに幼い子であっても、
金銭教育の第一歩として、心がけてあげてください。
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