2011年04月13日
新聞記事の読み方を学校で学ぶ時代に

教科書検定については、
来年度の「脱ゆとり教育

2012年度の新学習指導要領に対応して、
小学校高学年や中学校では、
国語、社会はもちろん、算数や理科までもが「新聞」を
教材にした学習が取り入れられるとのこと。
「言語活動の充実」が掲げられていることから、
たとえば、
小学校5・6年生の国語では、
「編集の仕方や記事の書き方に注意して新聞を読むこと」
として新聞記事が学習の材料に使われるようです
最近は、紙の新聞を購読しない家庭も増えていますが、
新聞記事から学べることは、山ほどあります
私は、
証券会社勤務時代の13年間、
通勤の1時間に日経新聞を熟読、
勤務時間には証券新聞や
産業系、流通系の専門紙に目を通していました。
FPとして開業してからは、
「日経新聞の読み方」をテーマに、
世の中のことをもっと知りたい という一般の方を対象に
セミナーの講師として日本全国を歩かせていただいていました。
そんな私は、声を大にして
子供の頃から新聞を読むことをお勧めします
記事の内容を短くキャッチーな表現で表した見出しからは、
「自分の一番言いたいことを一言でまとめる能力」
「聞き手のアンテナが高い感度で反応する言葉を選ぶ力」
を学ぶことができます。
結論を中心に事象を簡単にまとめたリード文からは、
「相手に求められた時間内・文字制限内で
伝えるべきことを簡潔にまとめる文章力」
を学ぶことができます。
結論を先に述べ、次にニュースの背景や原因、
将来や周辺への影響などを段落ごとに掲載している記事構成からは、
「作文や小論文のみならず、日々の会話から面接などまで使える、
相手が理解しやすいように自分の主張を届ける力」
を学ぶことができます。
もちろん、世の中の出来事を知るために読むのが新聞ですが、
得るものは、それだけにとどまらないのです
記事のネタは、
年齢に応じて選んだらよいでしょう
小学校低学年でも、新聞は読めると思います
各紙とも、
子ども向けの紙面を提供しています。
子ども面は、主に、社会の重要なニュースを
子供向けにわかりやすく解説するような内容になっています。
子ども面はもちろんのこと、
スポーツや社会面など、興味のある記事から
親子で一緒に新聞を読んでみてはいかがでしょうか
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