2014年02月06日
昭和のあんぱんまん
ご存命だったら95歳のお誕生日だそうです。
昭和な私

子供の頃のあんぱんまん(当時はひらがなだったんです)を
よく覚えています。
昔は、キンダーブックという保育園で配本されている
絵本に登場していました。
アニメのアンパンマンのように、
悪い奴をやっつけるのではありません。
お腹がすいてたまらない旅人や子供、子猿に
自分の頭(あんぱん)を食べさせてあげるのが、
あんぱんまんの使命でした。
表情も、今のアンパンマンよりも
りりしくて、ちょっと勇ましい雰囲気も持っていました。
昔の絵本に出てくる、お腹のすいた旅人。
やせ細ってひげを生やして、
子ども心にちょっと怖い人の感じがしていました。
森に迷い込んだ子供が
お腹をすかせて泣いているシーンは、
もっともっと怖い感じがしていました。
大人になってから、
テレビで愛らしいアンパンマンを見るようになりました。
最初のうちは違和感がありましたが、
大ヒットしたキャラクターでもあり、
いつのまにかなじんでいました。
けれど、ストーリー的には、
「なんか違うんだよなぁ」
というもやもやした気持ちをずっと抱いていました。
アニメの中で、
どんどんどんどんキャラクターが増えてくると、
ますます、「違うんだよなぁ」と思うようになりました。
娘が生まれて、
キャラクターのアンパンマンが家の中に増えました。
少し大きくなったら、アンパンマンの絵本を読んだり、
テレビアニメを見たりするようになりました。
そんな時、
図書館で、昔のままのあんぱんまんを見つけました
確か私が子供の頃は、
ハードカバーではなかったかもしれませんが、
あんぱんまんのりりしい顔つきは、昔のままでした。
昔のあんぱんまんを見つけたとき、まだ小さかった娘は、
アニメのアンパンマンに比べてとっつきにくいようでした。
でも、私は、
何度もむかしのあんぱんまんの絵本を借りて、
娘に読み続けていました。
昨年、やなせたかしさんの訃報を聞いて、
それまで図書館で借りるだけだった
昭和のあんぱんまんを、2冊、購入しました。
この先も、ずっと、大切に持っていたいと思います。
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