2017年11月03日

イチオシは「孫氏300年」今日は「破たん20年」

10月後半は、
原稿を書いたりする業務が多く、
本を読んだら読みっぱなし汗


Booklogの記録をためこんでしまいました汗


孫正義氏の「野望」は、
賛否いろいろあるかもしれませんが、

「とりあえず読んでみて!」

と言いたいですね。

著者 : 杉本貴司
日本経済新聞出版社
発売日 : 2017-06-15
賛否両論あるかと思いますが、とても面白く読めました。

孫氏をずっと追いかけてきた新聞記者さんだからこその視点や、ソフトバンクグループの内情を、飽きることなく先へ先へと読みたくなる展開でした。

読みやすかった一因として、過去を語る時に社会現象や環境に1項を費やすほど背景を丁寧に説明しているので、当時のニュースなどを思い起こしながらストーリーを追うことができた点があると思います。

褒めどころは「自分の頭で考えたかどうか」子育てでも同じだと思います。

「執念」「高い志」……足下にも及びませんが、私も持ち続けていきたいと胸に刻みました。




「ミスター円」の榊原氏

こんなに人間臭い方だとは
思っていませんでした。

財務官の頃の、あの鋭い目。
本書は、柔らかく目を細めて、
日本の未来をゆっくり眺めているように感じます。

個人の生き方に関する内容かと思いましたが、日本の将来への道筋についての提言でした。

「ミスター円」と呼ばれた榊原氏の著書としては、これまでと違う趣向で、その点が一番面白かったです。

農業分野のブランドについて、地域の名前を冠するよりも国産はすべて統一したほうが海外に向けて日本力を発揮するのではないか、というご意見です。ごもっともだと思いました。

江戸後期と現在の低成長は類似している。したがって低成長に見合う政策転換が必要……実現すれば、桃源郷です。AI,IoTという時代を迎えつつも、とても人間的な時代で、むしろ心が豊かな暮らしができるのではないかと思います。

実現してほしいものですね。



次は、
ベストセラー2冊を続けて読みました。

ベストセラーということで手に取りました。

タイトルからして米国人がかかれたと思いこんでいましたが、ページをめくり出して初めて著者が日本人と気がつき、驚きました。

スタンフォードの人気教授の授業を紹介するという構成は、面白い企画です。興味のある分野だけ読んでも良いかもしれません。

とはいえ、厚みの割には読みやすく、あっという間に読了できました。

前半はマーケティングや経営手法の話。後半は人間力に関する話。

私は後半の方が面白かったです。コミュニケーション、マインドフルネスなどに関する記述です。
たとえば「希望的観測は述べないこと」などは、勉強になりました。

私は、つい、相手の心地よい言葉を発してしまいがちなので「希望を持てる言葉で真実を伝える」ことを忘れないようにしたいものです。



よく売れているということで読んでみました。

前半は、時系列に将来の予測を記載しています。
後半は、前半で述べられた将来の予測に対する処方箋です。

前半は、日常的に新聞を読んでいれば、折に触れて報じられている内容です。ただ、年を追うごとにショッキングなことが続くので、このように並べ立てて読んでいくと悲壮感が漂います。

後半の処方箋は、本気でこれらの問題の取り組まないといけないと痛感させられるほど、考え方をドラスティックに変える必要性を感じました。

繰り返し「戦略的に縮む」という言葉が出てきました。成長するばかりが良いわけではない、成熟社会にマッチした政策や思考に切り替えた方が居心地がよさそうです。



『「今日よりいい明日はない」という生き方』
の榊原英資氏と

『未来の年表』
の河合雅司氏は

同じようなご意見を持っているようです。


そしてその後、
ゆっくり、のんびり
リラックスして読めた2冊。


不思議と、あったか~い気持ちになりました。

昭和は、泥臭かったかもしれませんが
人間が自分の足で立ち、自分の頭で物事を考え、情でつながっていた時代だったと思います。

もうすぐ、平成が終わり次の時代がやってきます。
昭和を忘れてしまいたくない気持ちになりました。

便利なものに囲まれ過ぎて、人間が考えることをせず、このままいくと人間の脳は退化してしまうのではないか、とさえ思います。


老いてなくても、笑顔は大事ですね。

先手を打って「ニコニコ」
常に心に留めておきたいものです。

「サンキュー」をじわじわと浸透させる、その張本人を目指しましょ!

タイトルで読者層が絞られそうですが、どんな年代の方にも大切なことがたくさん書かれています。



先手を打って「ニコニコ」

あいさつの達人。


見習います!!




アッ!!


イチオシは「孫氏300年」今日は「破たん20年」

朝は覚えていたのに!
今日は!

三洋証券の破たんから20年でした。

一日過ごしていたら忘れちゃうほど、
時が経ったんですねぇ。




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            石原 敬子


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Posted by FP石原敬子  at 22:50 │Comments(0)読書録お薦めの本

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