2020年07月05日

未来の仕事、人生のデザイン

新型コロナの影響で、
日常生活や仕事の仕方が
ガラリと変わったという人は多いでしょう。



この期間に読んだ本のうち、
仕事や人生について
改めて考えることができる2冊を
ご紹介します。


よく、「将来AIに置き換わり、人間の仕事でなくなる職業」が話題になります。本書は、その理由についても丁寧に述べています。

AIの得意な業務は、一定の専門的ルールに基づいて判定し、正確に処理すること。

仕事を5つのカテゴリに分けて、各カテゴリの特徴と、どんな仕事がそこに当てはまるかを解説しています。ロボットやAIに置き換わって失業するカテゴリから、人間の強みを発揮し、人間とAIの相乗効果が期待できるカテゴリまでの5カテゴリです。

10年後、20年後の日本人の雇用について書かれた、最終章が最も面白かったです。また、「GAFA小作人」という表現も、言い得て妙だと思いました。

ファイナンシャル・プランナーという仕事は幅広く、「ロボティクス失業」になる業務しかしていないFPもいる一方で、職人的なFPもいます。仕事内容からすると、AIを使いこなすデジタルケンタウロスにもなり得る業務でもあるので、ぜひ目指したいものです。



この頃読む本で出合う言葉に多いのが、
「失敗」。

失敗を肯定的にとらえるものに出合います。



中2の娘が、進路選択や職業選択のスタートラインに立っているところです。

将来、なりたい仕事が見つからない、と言っていますが、本書に書かれていた「将来どういう人間へと成長したいのか?」という問いは、折を見て、娘に尋ねてみようかと思いました。

「早めに失敗し、失敗を前進の糧にせよ」と言う記述がありました。大賛成です。自分も、何度も失敗をし、そのおかげで成長させられたと思っています。

本書では、「失敗の免疫をつくる」など、同じようなことを繰り返し述べています。

「正解探しをやめる」という考え方は、理解できるのですが、わが身を振り返ると、ときどき「正解探し」に陥っていることがあります。

そうか。「いちど選んだら選んだ人生をうまく生きることにエネルギーを注ぐ」とあり、なるほど、選んだ道を正解に”する”ぐらいの気持ちでいたらいいのだ、と気づきを得ました。




図書室で本


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ライフプラン→マネープラン研究所
 http://www.keikoishihara-fp.jp
            石原 敬子


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Posted by FP石原敬子  at 23:16 │Comments(0)読書録お薦めの本子どもと読む本

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