2014年06月26日
為替相場の過去40年間の流れを知りたいなら
ずっとバタバタしていました。
土日は仕事がなければ子供会に出ていました。
気づけば、積読ばかり。
やっと昨日読み終えた「円の興亡」。
読みやすかったのですが、読了までが細切れで
土日は仕事がなければ子供会に出ていました。
気づけば、積読ばかり。
やっと昨日読み終えた「円の興亡」。
読みやすかったのですが、読了までが細切れで

長らく行政の立場で金融政策に関わった行天氏が、国内外の金融経済環境の過去から未来までの提言を分かりやすく記しています。
私が一番おもしろかったのは、プラザ合意からルーブル合意辺りまでの、秘話めいた裏話です。行天氏の日記をベースにしているだけあって、政治の裏の根回しなどを興味深く読ませて頂きました。
スミソニアン合意の後、円の上昇圧力はますます高まっていた時期。
「私たちは、強い市場に抵抗する介入が効果的でないことを悟ったし、強い円もそれほど悪いことばかりではないという見方も、マスコミや企業社会のなかに増えていた。」
との記述があります。もう、36年も前に、為替介入の限界を感じていたといいます。
国内外の金融・経済環境そして為替相場にとって、非常に重要なこの時期は、私にとっては社会に出る前の出来事で、実務で触れていないため、大変勉強になりました。
最終章は、アベノミクスの経過を踏まえて今後の提言などを述べておられます。
私が一番おもしろかったのは、プラザ合意からルーブル合意辺りまでの、秘話めいた裏話です。行天氏の日記をベースにしているだけあって、政治の裏の根回しなどを興味深く読ませて頂きました。
スミソニアン合意の後、円の上昇圧力はますます高まっていた時期。
「私たちは、強い市場に抵抗する介入が効果的でないことを悟ったし、強い円もそれほど悪いことばかりではないという見方も、マスコミや企業社会のなかに増えていた。」
との記述があります。もう、36年も前に、為替介入の限界を感じていたといいます。
国内外の金融・経済環境そして為替相場にとって、非常に重要なこの時期は、私にとっては社会に出る前の出来事で、実務で触れていないため、大変勉強になりました。
最終章は、アベノミクスの経過を踏まえて今後の提言などを述べておられます。
過去、現在までの国内外の為替動向を知り、
今後の金融政策に対する提言を参考にしたい方には
お勧めです。
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