2022年04月30日
伝わるメッセージ
私は仕事柄、文章を書くことが多く、
常に、
分かりやすく伝える意識をしています。
毎週楽しみにしている、
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で
先週、面白いシーンがありました。
頼朝の家人たちが、
木曽義仲を攻め落とし、
頼朝に報告の書状を送った場面です。
側近が頼朝を囲み、
家人たちの書状を順番に読みます。
土肥殿……「(文字が汚くて)とても読めん」
和田殿……「絵入りで工夫しているが、これも読めん」
小四郎……「細かすぎて頭に入らない」
梶原殿……「肝要なことのみ手短に。実に読みやすく、見事な出来栄え」
正確に伝えようとするあまり、
ぎっしりと文字が詰まり、
読む気を失ってしまうような文章。
よくあります。
金融に関するテーマでは、
間違って伝わらないよう、
正式名称を並べてしまう。
漏れがないように
すべてを網羅しようとしてしまいます。
でも、
それでは難しくなってしまい、
コラムなどでは逆効果。
メールもそう。
スクロールしないと
何を言いたいのか分からないのでは、
相手に迷惑です。
先のシーンには、続きがあります。
義経の書状は、
朝一番、既に頼朝に届いていました。
見たところ、文字は雑。
グチャグチャですが、感情があふれた書状です。
「木曽討果」
大きな文字で、特に「木曽」が特大。
これぞ、伝わる手紙。
義経は、頼朝にいち早く伝えたかった。
伝えたいことは、ただ一つ。
頼朝は「義仲を討ち取ったぞ~」
「文章術」のような本を読よく読みますが、
テクニックよりも、伝えたい気持ち。
ストレートな表現が大事だと感じた、
ワンシーンでした。
『お金の座談会』開催中!
毎月第2・第4水曜日、「MAMATOCO」にて
ライフプラン→マネープラン研究所
https://www.keikoishihara-fp.jp
石原 敬子
常に、
分かりやすく伝える意識をしています。
毎週楽しみにしている、
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で
先週、面白いシーンがありました。
頼朝の家人たちが、
木曽義仲を攻め落とし、
頼朝に報告の書状を送った場面です。
側近が頼朝を囲み、
家人たちの書状を順番に読みます。
土肥殿……「(文字が汚くて)とても読めん」
和田殿……「絵入りで工夫しているが、これも読めん」
小四郎……「細かすぎて頭に入らない」
梶原殿……「肝要なことのみ手短に。実に読みやすく、見事な出来栄え」
正確に伝えようとするあまり、
ぎっしりと文字が詰まり、
読む気を失ってしまうような文章。
よくあります。
金融に関するテーマでは、
間違って伝わらないよう、
正式名称を並べてしまう。
漏れがないように
すべてを網羅しようとしてしまいます。
でも、
それでは難しくなってしまい、
コラムなどでは逆効果。
メールもそう。
スクロールしないと
何を言いたいのか分からないのでは、
相手に迷惑です。
先のシーンには、続きがあります。
義経の書状は、
朝一番、既に頼朝に届いていました。
見たところ、文字は雑。
グチャグチャですが、感情があふれた書状です。
「木曽討果」
大きな文字で、特に「木曽」が特大。
これぞ、伝わる手紙。
義経は、頼朝にいち早く伝えたかった。
伝えたいことは、ただ一つ。
頼朝は「義仲を討ち取ったぞ~」
「文章術」のような本を読よく読みますが、
テクニックよりも、伝えたい気持ち。
ストレートな表現が大事だと感じた、
ワンシーンでした。
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https://www.keikoishihara-fp.jp
石原 敬子