2017年07月01日

税金がおトクとか、そんなことよりも

先日、
パート主婦(扶養の範囲で働いている人)さんから
質問されました。



「税金を納めていないのに、
個人型確定拠出年金(iDeCo)を
やるメリットって、あるんですか?」



前面に打ち出されている
個人型確定拠出年金(iDeCo)の
メリットは、


①掛金を納めた年の
所得税が少なくなる

②iDeCo内の金融商品の
利息や運用益に対する
税金がかからない

③老後、
年金や一時金を受け取る時に
所得税が少なくなる



この3つです。


そのうち、
いま目に見える大きなメリットは①。

扶養の範囲内で働く、または
専業主婦の方は、
そもそも所得税を納めないので
①のメリットを受けようがありません。

②も③も、
今すぐおトクなわけではないので、
イマイチ実感がわかず……


たぶん、そういう方は多いと思うんです。



個人型確定拠出年金(iDeCo)は、
毎月、
掛金が銀行口座から引き落とされて、
60歳までおろすことができない、
老後の資金を貯める口座。


税金のメリットを受けるとか
受けられないとか


それ以前に、

「毎月、
掛金が銀行口座から引き落とされる」

「60歳までおろすことができない」


って、
すごい強みだと思うんです。


出し入れが簡単な口座で貯めていると、
家計が苦しい時に
あてにしてしまう


毎月決まった日に
引き落とされるから、
残ったお金で生活しなければならない


60歳までおろせないということは、
老後まで使うことができない



税金がおトクだとか
非課税だとか

そんなことよりも、

「つい使っちゃう」

ことの防止になるのは大きなメリット。


この説明で、
質問者さんは、
大きくうなづいてくださいました。


みなさまも、
ぜひご検討を!






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            石原 敬子